西郷どん 第2回「立派なお侍」

今週から小吉は吉之助となり、鈴木亮平さんにバトンタッチ。改めてオープニングをよく見てみたら、小吉と吉之助が一緒に画面に映ってる~!メイキングっぽいこういう雰囲気のOPいいなぁ~。なんて言うか、遊び心って感じで結構好き。音楽も映像とピッタリ合っていてわくわくする。ちょっとアメリカ横断ウルトラクイズ的なノリノリさがあるなぁって思ったり。

吉之助の人となりが、人情一直線&後先考えない無鉄砲&己の信念にとことん頑なという、結構苦手なタイプで苦笑するしかない。この人物像を「誰からも愛された」を推して描くと花燃ゆ路線になりそうだけど大丈夫だろうか…?(そこはかとない不安)ただ、西郷隆盛という人物の魅力はこの「人情一直線&後先考えない無鉄砲&己の信念にとことん頑な」という部分に凝縮されている気もするから、だからこそ不器用で融通きかなくていろいろ間違って、それゆえに人に慕われて西南戦争に取り込まれていったという流れで見せるなら、それはそれで面白そうかも、と思う。

今回は農民であるふき一家との交流が中心に描かれていたけど、ふきを人買いから助けるためにその場しのぎで自分の給料を差し出すという行為がどうにも納得がいかず、モヤモヤする心を持て余す。いや、冷静に考えるとエピソード自体は、「ふきを一時助ける→根本的な解決にはならないから定免法から検見法への変更を上申→意気揚々と検見法を試すが農民の隠し田が発覚して困惑→どうにもできずに最終的にふきは売られる」という、正義感だけでは通用しない世の中をキッチリ見せているし、その中で吉之助の未熟さを肯定的に見せる見事な構成だったと思う。思うのにどうしてこんなにモヤモヤしちゃうのかなぁ…?自分の見方に偏見があるのかもしれない。もうちょっとフラットな視点で見たい。

大久保正助から糸への恋心と、糸から吉之助への恋心が早いけど、これはこれでまぁいいんだろうな、わかりやすさも含めて。ただ、個人的に正助の執着は吉之助に向いている方が面白いんじゃないかなぁと思うんだけど…でも今後変わっていくであろう関係性なので、とりあえず保留。

いろいろ保留しつつ見続ける。